30歳のアラサー女です。
学生時代から10年以上付き合って同棲をしていた彼氏と昨年別れて、独り身に。
気がついたらアラサーで回りも既婚者多め。
結婚に向けた出会いを求めてマッチングアプリをはじめました。
猫を飼っています。
マッチングアプリpairsに登録
学生時代から10年以上付き合い同棲していた彼氏。
ときめきなどはとっくになく、夜の関係ももちろん、ない。
このまま結婚する事もないだろうし・・・と思い別れを決意しました。
しかし、10年ぶりの独り身。
気がついたら30歳で回りも既婚者が多く、どこで異性と出会ったらいいか分からない…
ある日、ずっと彼女がいなかった友人(男)が飲み会に可愛くてお洒落な女性を連れてきた。
聞くと、有名マッチングアプリ「pairs」で出会って最近付き合い始めたそうです。
その夜、私は酔ってメイクも落とさず寝転んだベッドの上で、pairsをインストールしました。
プロフ写真は明日の朝にマッサージしてきちんと顔を整えてから撮るとして、とりあえず基本的な自己紹介を入力。
抑えていて欲しい事として、「お酒を飲む事」「猫が好きな事」を記入しその日は就寝。
翌朝、入念に顔にマッサージを施し、ナチュラルに見えるメイクと鎖骨が見えるニットに着替えて、ベランダでやや逆光気味で小顔に見えるようあプロ写真を撮影。
普段、自撮りをする機会などないので、何枚撮っても正解がわからない…しかしアラサーだし、ここで盛り過ぎてもダメだと思い、最終的には1枚目の写真をプロフィール画像に登録しました。
サブカル男子、M君とマッチング
モテた経験など無い私。
しかし、その日の午後に再びアプリを開いたらびっくり!
大量の「いいね!」が届いている!!
びっくりした私は、画面に次々表示される男性の写真を片っ端からタップ。
その結果、いいね!第一陣男性・全員とマッチングするはめに…
中には60歳の男性もいました。
やっとそこで、やり方の説明を見直した私は、とりあえずマッチングしてしまった人の中から「あり」だと思う人にだけ、メッセージを送ってみました。
(残りの人たちごめんなさい)
そこで最初にメッセージを送った男性、M君。
年下の28歳でプロフィールが、とにかく長い。
好きな映画・ミュージシャン・本・漫画それぞれ20作品程羅列している、典型的なサブカル男子だなあ、という印象。
自己主張が強いなあ、と感じながらも、美大出身の自分にはmixi全盛期に見慣れたプロフィールだった為、懐かしさも相まってメッセージを送りました。
するとすぐに返信が。
「気になっていたから返信くれてすごく嬉しいです!」
可愛いなあと思い、メッセージを重ねて行くうちに2人ともお酒好きだと判明。
大衆的な居酒屋がお互い好きだとわかり、飲みに行くが決定。
ネットで人で会う事自体が初めてで、ド緊張しながら約束をした浅草に向かいました。
それって、『ニート』ですよね・・・
実際にあったM君は背が高くてがっしりとした印象。
顔は、写真よりはタイプではなかったが、思いのほか男っぽいような印象。
そして、おしゃべりが好きで1聞くと10返してくれるタイプ。
好きな映画は?と聞くと、その作品について軽く10分は話続け、「あ、ごめん!」という風に私にも聞いてくる会話のスタイル。
緊張していて上手に話せるか不安だった私にとってはありがたく、ユーモアのセンスもよいオタクな彼のトークを楽しめました。
しかし、気になった事が一点。
実家のガソリンスタンドを継いでいるという彼が、毎日どのように過ごしてるのか気になった私は、1日のスケジュールがどんな感じなのかを聞いたところ、以下のような返事が帰返ってきました。
①朝起きて家事をする
②午前中はガソリンスタンドの手伝い
③午後からは資格取得の為に勉強(簿記)
④夜は飲みに行く
カクテル1杯1200円程もする3軒目のお店で3杯目のカクテルを飲みながら彼がなぜかドヤ感出しながら自分の優雅な1日を語ってきましたが。
家事手伝い・・・いや、ニート、ですよね・・・それ・・・
こんな高いお酒飲んでいていいのかしら、と不安になってきました。
そして、翌日も仕事があった私は「そろそろ」と言ったところ、
「僕はまだ大丈夫ですよ?」と謎の返事が。
そりゃあそうですよね、あなたニートだから、と言えるはずもなく、結局結構遅くまで飲むはめに。
ぐいぐい来るM君に引いてしまう
気になる点はあるものの、一応楽しくその日は終了。
でも、正直、この人と友達には慣れても恋愛はないかなあ、とは感じていました。
だってニートだし…
しかし、それからM君のLINE攻撃が始まりました。
まず、私は異性との細かい連絡が苦手。
今回もあくまで、デートに向けての前準備としてメッセージを交換していたような感覚だったのだが、M君は日常的なやり取りを求めていたようでした。
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朝起きたら「おはよう!今日も仕事頑張ってね」、帰るぐらいの時間に「お帰り!」、寝る前に「おやすみ」。
寒い日や淋しいなあとふと感じる日にはありがたくもありますが、なんだかニートで暇だから送ってきているのでは、という感じもしてきます。
その上、M君には趣味があり、それは「プレイリストを作ること。」
私の生活シーンに合わせて、興味を持ちそうなアップルミュージックのセンスの良いプレイリストを送ってくれるのです。
当初は面白くて聞いていたのですが、一生懸命働いている時間に「寝る前に聞いてほしいソウルミュージック」等が送られてくると、正直イライラしてしまいます。
ついに「ゴースティング」してしまいました。
しつこいLINE攻撃に、うんざりしてきた頃、M君から飲みのお誘いが来ました。
それもなぜか月曜日に。
酒好きの私からすると、月曜日に飲みに行くのは全然ある事ではあり、許すべきだとは思います。
しかし、まだよく知らない働く女性を月曜から飲みに誘うのはいかがなものかと思いながらも、とあるコラムで、マッチングアプリで知り合った男性とは最低2回は会いなさい!と書いてあるのを読んだばかりの私は、誘いに乗りました。
しかし、彼が指定してきたのは私が住んでいるN駅。
うわ、こいつ私の家に来るつもりだ…しかも月曜日から…
ニートの前は飲食業で、会社勤めの経験が無い彼には、月〜金で働く人の気持ちが分からないのでしょうか。
阻止すべく、少し離れた駅を指定してその日は向かいました。
やはり、午後は暇していたようで、早くからついて駅を散策し、1人で先に飲んでいた彼からは酒のニオイ。
私の気持ちがだんだん冷めて行きます。
その日はまた何ごともなく、家に無理に来る事もなく解散となりました。
しかし、その彼の次第に性欲を向けてくる感じや、会社勤めの私をどこか上から見ている節、そして何よりもニートゆえの暇人っぷりにひいてしまっている私は、その日から彼のLINEを非表示にしてしまいました。
その後も何人かと同じ展開に。
相手からの連絡を立つ、身を隠すことを、オンラインデーティングの世界では「おばけ」から印象して「ゴースティング」というそうです。
そのようにして、M君を「ゴースティング」してしまった私。
決して悪い人ではなかったけれど、彼との恋愛は考えられないし、申し訳ない気持ちもあるけれど私よりもマッチングアプリに慣れていた彼にとってはよくある事だろうと思い、次の出会いを求めて再びアプリを開きました。
そこから、ある意味勢いのついた私は1ヶ月で3人の男性とデートをしました。
どんな男性だたかと、その結果を簡単に記します。
2人目⇒35歳のデザイナー。
いい人でカッコ良かったが、あまりに早口で何を言っているのかが分からないのと、今時っぽく会話で出てくるものをすぐにiphoneで調べる感じが苦手で、2回目に誘われたが「ゴースティング」してしまった。
3人目⇒イケメンのカメラマン。
33歳。
完璧に見た目だけで選んでしまったが会話が非常に暗くて、退屈。
しかも女性の悪口をバンバン言うようなひねくれた性格で、彼も実家暮らしだった。
帰りにしつこく私の家に来ようとしたので逃げるようにして帰った。
最悪な思い出。
4人目⇒27歳のメーカー勤め。
18歳から独身寮に住んでいる大人しい映画好きの優しい雰囲気の男性で、とっても感じがよくおっとりしていた。
しかい、いざ目を合わせるとめちゃくちゃもじもじする感じ、顔を近づけるとびくびくすり感じ、お会計や2軒目への誘いが下手すぎる童貞感がどうも無理で、「ゴースティング」してしまった。
マッチングアプリの手軽さ
結果として、彼氏が出来る事なく、寧ろデータをしてくれた3人にとって非常に失礼な結果となってしまった。
(3人目のやりもく野郎はいいとして)
このように、当初はインスタントで合理的な出会いだと思い始めたマッチングアプリですが、意外と難しいんだと言うことを実感しています。
その理由の1つが、まだ次があると思ってしまう事。
これが貴重な滅多にない出会いであれば、多少性欲が強そうでも、早口でも、おどおどしていても、何度か会話を重ねて相手のいいところを探していけるかもしれません。
でも、無限に出会えるように錯覚してしまうオンラインの世界では、拒絶も軽く行われてしまいます。
悪い事をしたなあという思い半分、いや、向こうが悪いという思い半分。
今現在は、少しマッチングアプリに疲れしまった為、見るだけにしていますが、もう少ししたらまた始めてみようと思います。
私が次に男性とマッチングする時に気にしたいのは以下の点です。
・きちんとした職業について安定している事。
・一緒にいて焦らず、ゆったり過ごせる事。
・女性経験がそれなりにある事。
・落ち着いて話せる人である事。
結構、行き着いた「こだわり」は普遍的な価値観であることに自分でも驚いていますが、少し休んだらまた再開するつもりです。