現在、専門学校に通う学生…
と言っても、30代前半の女です。
エンジニアをめざしています。
前職は官公庁職員。
人間関係の閉塞加減、激務のあまりに体調を崩し退職。
恋愛経験は豊富でもありませんが、それなりに困った経験は多いため、備忘録を残します。
大学時代の憧れの人には裏がある
当時、通っていた大学院生の男性との恋愛です。
年上・知的なお兄さんキャラが大好物だった私。
まさに彼は理想のタイプでした。
向こうから私を気に入って、ガンガンアタックしてくれたのも、プライドを満たしてくれてヒロイン気分になれたのもポイント高かった。
年上らしく、学生であるにもかかわらず、懐にも余裕があって、おいしいバーや一流ホテルのレストラン、ちょっといいお店にも連れて行ってくれました。
でも、私は、祖母の教えである「男の人に簡単に唇をゆるすな」を忠実に守っていました。
じらすのも楽しかったし。
彼の熱があがっていくのもわかったし、じらす、アメを上げるの配分もわかってきました。
するとグレー期間もながびき、5か月もすると、彼の本性が出始めました。
車の運転があらい、安めのレストランにいくと店員さんへの対応が崩れる、高いプレゼント〔5万円代の指輪〕をつきあってもいないのに送ろうとしてくる・・・など。
結局、付き合わずにフェードアウトしましたが、友達に彼氏のふりをしてもらうまで、付きまとわれました。
彼氏のふりをしてもらった同級生
まあ、自然のなりゆきで「おれたち付き合わない?」みたいになりました。
憧れの人がつきまといだしたので、別に好きな人ができたから、というていでフェードアウトを狙った結果です。
ああ、やっぱり男女に友情はないのか・・・となんだかげんなりしました。
が、彼のことも心憎くないので、映画に行ったり、遊園地にダブルデートしたり、そこらへんを散歩したり、料理を作ってもらったり、とそれなりに。
で、料理を作ってもらった日に、「付き合おう」と正式にいわれました。
私は、やっぱり今までのつきあいを通して、最初は恋人気分で楽しかったけれど、でも、やっぱり友達以上には見られないと断りました。
もっともよかったのは、彼が紳士的だったこと。
そういう人だと信じて家にあがりましたが、信じてだめだった例も世の中にはいくらでもありますしね。
彼は手出しは一切しませんでした。
私も夕方で帰りましたが。
今思えば、ちょっとおしかったなーとか思うのは私がわがままだからでしょうね。
合コンでであった頭のわいた人々
いかにも頭の中が「女ほしい!彼女ほしい!よろしい、ならば合コンだ!」みたいな男の子たちとの合コンで出会った話です。
ひとりだけ、いかにも人数合わせできたような男の子がいました。
私と同じじゃん!と一気にシンパシー。
これがまた容姿も話し方もすごい好み、私はひとめぼれ。
彼もまた、私を気に入ってくれて、しかも趣味も同じで意気投合!
運命?!とのぼせあがる私。
ほかのメンバーそっちのけで、3時間ずっとお互いだけを見つめて話し倒しました。
それだけ盛り上がって、当然連絡先交換、後日また会おうね、デートだね!と勝手にひとりわくわくしていた私でしたが、彼から信じられないひとこと「今夜とまっていこうよ」に一気に意識が遠くなる悲劇が。
は?お前、いまなんつった?
思わず素でそう言ってしまいました。
出会って3時間でなんで男と一泊しなきゃあかんねん。
盛り上がった気持ちも一気にさめました。
あとできけば、彼はそういう作戦で、そういう「むりやりつれてこられた知的キャラ」を演じていて、という顛末。
ひっかからなくてよかったです。
精神的に不安定な時期なら危なかったかも。
近所の年下の男の子と・・・
私が20歳、彼が13歳のときでした。
彼との出会いは小学4年生のとき。
うちでトイレをかしたのがきっかけでした。
親が共働きの彼に、私はよく勉強を見てあげたり、なんならごはんもたべていけば?とか、互いに一人っ子だったこともあり、兄弟のような関係を築きました。
月日は流れ、私が大学に上がって、憧れの人と初デートに行った日。
もちろん、おしゃれしてお化粧もがんばって髪型もばっちり、な私はウキウキ。
そんな私と彼がでくわしたのです。
彼ははっとして、くるりときびすをかえしてどこかへ行ってしまいました。
いつもとあまりに違う態度に「?」となったものの、デートでそれどころではない私は浮かれ気分で忘れてしまいました。
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いつのまにか疎遠になって、あいさつすらもでくわさなくなってしまい、「ああ、嫉妬しちゃったかな」「まあ、彼も進学したばかりだしね」と流していました。
そのあと、憧れの人に送り届けてもらった日も、彼に目撃されました。
そのさい、「いい大学に通っているのに男作る暇なんかあるんだ」みたいな嫌味を言われたのです。
憧れの人への夢が覚め始めていた私は、とたんに彼がかわいらしく思えたことも事実。
「かわいいーうりうり」と胸にだきしめてヘッドロックするみたいにじゃれついたら、彼が勃起しました。
かわいいーと思った、ちっさかった子がですよ。
うろたえまくってわたわたな私の腕を引っ張って、彼は「なんだ、まだ経験ないんだ」みたいにぎらついた目でにやり。
今度は私が彼を怖くなって避けるように。
しばらく彼も私を待ち伏せたりしましたね。
でも、彼が年齢がもう少し近かったら応じてしまったかもしれない。
それくらいかわいらしくて大好きでした。
好きになった人がホモだった
カナダ留学中の話です。
当時、地元ではけっこう有名だったスケート選手のイケメンが大好きでした。
友達の紹介で知り合いました。
当時の私は、恋愛にはまるで興味ないようにみえる妹キャラでしたが、そこが「イエローキャブ」とかいわれがちな日本人女性がすぐ外国人彼氏をつくるのとは一線を画していたようで、まあ、日本人女性というだけでも体目当ての外人はいっぱいよってはくるのですが、真剣気味な外国人男性からもよくモテました。
そんな真剣気味な男性がスケート選手の彼・・・と思っていたら、なんと、彼はホモだったのです。
彼は、ホモを捨てられるかもしれない、君ならいいかもしれないと思ったけれどやはりだめだった、みたいなことを打ち明けてきました。
おいおいおい。
と泣きたい私。
でも、彼の人生相談をきいていると、やっぱり好きな人の苦しみだし、共有してあげたいと思いました。
やはり、海外とはいえ偏見の目はつらい、偏見も露骨にぶつけられることも多いらしく、君とつきあって直せたらいいな、みたいな希望を彼は持っていましたが、私は心は揺れたけれど、結局それは逃避だとやんわり拒否。
いい友人でいよう、でも私はあなたのことを男性として好きだった。
あなたも、最初からそういう対象として好きになれる相手に恋するべき、と伝えました。
それからも数年間、日本に帰っても交流は続き、よい友人でした。
退職前の清涼剤、支えてくれた彼
同じ予備校に通っていた男性と、地元駅でばったり遭遇。
彼は今はお金関係の公職についていました。
やつれた私をみて、すぐ誘ってくれて、お茶を飲みながら話を聞いてくれました。
そのおかげで、やっぱりうちの職場の私への待遇は、環境はおかしいんだと再認識。
退職へのかじをきることができました。
その際、なぐさめるようにおだててくれて、「まあ、〇さんが職場にいたらおれでもいっちゃうかな」とか言ってくれて、冗談と流していましたが、うれしかった。
不安だったこともあり、ちょっと疑似恋愛みたいなかんじであまえてしまったかも。
それからもよく連絡が来ていましたが、結局、ごはんどまりで進展はなし。
手をつなごうと彼が伸ばした手を、私がとっさにポケットにつっこんで回避してから疎遠になっていったかな。
当時、別に気になる人がいたのでそれっきりでしたが、まあそれはそれでいいかと思っています。
彼の善意はあたたかくうれしかったけれど、その優しさはやはりどこか男女前提みたいなところがあったのがさびしかった出来事でした。
恋愛って難しい
相手、自分にかかわらず、やはり、心が揺れているとき、自分の人生が不安定な時ほど、判断力が鈍りそうになる、ふだんならとらないような行動に出た挙句、相手も自分も時間を失い、相手を傷つけてしまうのだろうなと思いました。
私は傷つけた、傷つけられた側両方ですが、一番のおたがいを傷つけない、健全な関係を築くためのコツは、不安な時・自分が平常じゃない時ほど、それを自覚し、認めること。
いつもの自分ならば、こんな行動をするだろうかと常に自分に問い直すくせをつけることが、相手も、自分も守るのだと、今では信じています。
よかったのは、意図的に私をカモにするような男性は1人?くらしか学生時代には出くわさなかったことでしょうか。
彼らとの出会い、接し方を学んだおかげで、社会人になってからのお見合いのおかしさや、そこに集う男性のおかしさにいちはやく気づき、不安からのおかしな行動に走らずに済んだので・・・今までの出会いすべてにありがとうと言いたいです。