インフラで働くバリキャリ役職付き30代女。
不毛な恋愛にズブズブ、付き合った男はヒモ同様のやつらばかり。
同僚友人から付けられたあだ名は「ダメ男製造機」
が厄年の33歳で結婚するぞ!と意気込んで2年間を果敢にエンジョイ!チャレンジ!!して過ごしました。
ダメ男製造機、約12年
大学時代からその傾向はあって、学生時代の彼はヒモ。
私の車もサイフも俺のもの。
送り迎えは当然、学食は私の財布から。
さすがにアカン、と卒業を機にサヨナラ。
就職後、お付き合いしたのは会社の同僚。
7年間付き合うも、彼に借金発覚。
しかもそこそこの金額。
でも「愛」をはき違えていた若かりし私。
約100万、肩代りします。
だって好きだったんだもの、だってお金はあったんだもの。
しかし、100万返済し、他の消費者金融分を返済…と事はうまく進まず。
自転車操業のままで更に1年。
「はて。私はこのままで幸せになるのかしら?」冷静になるまで1年。長かった(今だから思う、無駄。)冷静になったきっかけは、「家を買おうと思ったら、ローンが組めない。(=滞納者のため)」「クレジットカードが作れない。(=信用情報に傷がついているため)」という事実。
結婚は「好き」という一時的な、というと冷たいが、燃える情熱の赴くままに出来るものだが、結婚「生活」は別物だと思った。
生活していくにもお金はかかるのに、借金返済をしながら生きていくの?絶対いや!となったのであります。
彼と付き合った7年。
いや8年。
毎日不安で泣き疲れる夜もありましたが、やっと解放されたのです。
それが28歳の冬。
まだ20代。
でも30代まであと2年しかない。
気付いていなかった。
浮気、不倫、一通りの恋愛は経験しておいた。
職場の後輩に、恋愛感情なしで可愛がっていた男性がいた。
別れた途端、好き!という感情が爆発。
しかし、彼には婚約者がいたので感情を表には出さず大人の対応。
彼から二人で遊ぼうと誘われてから、その関係は一変。
今考えれば、その場限りの嘘だったのかもしれないけど「好きだった」と言われたり、キスされたらその気になりますよね。
その関係が6か月くらい続いたある日、彼は結婚します(爆)それをフェイスブックで知る私。
で、もう目が覚めて次へ行こうとする。
恋愛体質なので、好きになるのは一瞬。
後輩との一件後、なぜか結婚をしている人と恋愛をしてしまう。
今考えてもどうして、こうなったのか。
どのタイミングで身体の関係になってしまったのか記憶にございません。
でも年上ってだけで安心出来たり包容力(という名の経済力)に守られていて幸せだったから許したに違いない。
不倫する男の常套句、「妻とうまくいっていない。子供が大きくなったら離婚するから、その時は一緒になろう。」これ、マジで言います。
言われました。
男性は本当に離婚はしたがっていましたが、お子さんのことがありご両親に止められたのだとか。
まぁ普通はそうでしょうよ、「うん、そうだね!離婚しな!」ってなった流れで、年下の職場の子と結婚します!ってなったら、きっとご両親バカでなければ気付くだろうよ。
なんとその不倫約1年。
別れたのは29歳の冬。
まだ20代。
来年は30代。
時間を無駄にしたというのは、まさにこのこと。
30歳婚活を始めてみる~街コン編~
役職付きになり、多忙を極める毎日の中、私はある目標を決める。
「33歳までに結婚する!」仲良しの友人に公言。
なぜ33歳かというと、厄年だったから。
厄年に結婚すると良くないというが、大きな良い事柄の転換期だから良いのだ!という発想から。
いざ、婚活!しかし何を始めればよいのやら分からず。
まずは出会いを求めて合コンへ何度か参加するがイマイチ恋愛にならず。
悩んでいたところ、友人から「街コン」の誘いが。
合コンより気軽で、一度に色んな人と会える可能性があるとのこと。
行ってみたい!と思って参加するが、その時私は忘れていた。
その誘ってくれた友人が非常に容姿端麗なことを。
街コン当日、指定されたレストランで男性が着席するのを待つ。
2件目以降は自分たちで指定レストランを自由に行き来していい決まりになっている。
街コン開始は19時。
男性も女性も集まってきて、いざ開始。
乾杯!数十分で私は辛くなってきた。
ノリも人間も若いから。
容姿端麗な彼女はチヤホヤされて楽しそう、その横で早く帰りたい私。
2件目に移動しよう、としたとき、隣のテーブルに別の店から移動してきた街コン女子がいた。
そのテーブルに男性が「こんばんはー!」と座ろうとした瞬間、チラッと顔をみた女子。
即起立、そして「私達店変えま~す。」ガラガラ退店、男性唖然。
凄いものを見た。
そして、私は2度と街コンには参加しないと心に決めた。
30歳婚活を始めてみる~お見合いパーティ編~
街コンでの苦い経験は自己分析に役に立った。
「年下が無理、年上が良い。」ということ、「複数名で参加すると傷つく」、「恋愛から始めたい、気持ちがない。結婚を前提にと思っている。」だ。
運よく、私が住んでいる地域はお見合いパーティが盛んに行われていた。
いくつか種類があったが、個室型のお見合いパーティに参加した。
費用も女性は格安で参加しやすかった。
初めて参加したのは忘れもしない、お正月休みの1月3日。
余程暇だったのだろうなと今思う。
パーティでは、各々自己紹介シートを書いて、女性は個室で待つ。
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男性が椅子取りゲームの要領で10分毎に各ブースに座って、女性と会話をするのだが8名程度会うと、誰がどんなだったか記憶になくなる。
名前すら忘れる(笑)気になった人は番号で記入して覚えておく。
全ての椅子取りゲームが終了すると、マッチングが司会者さんから発表される。
初めての参加で、マッチングしたがお茶に行って終了。
何度か参加しマッチングはするけど、それ以降には進まない。
何より、参加する度に「この人!前もいた!!!!」というのがあって、10分の会話タイムに「前もいましたよね…」とか言われる始末。
個室タイプではなく、大勢で行うお見合いパーティにも参加したが、これは椅子取りゲームというより回転寿司。
ネタ、覚えられず、目が回り、無理。
これで結婚する人とかおんのかよ!!!と思うほどヒドイ。
出会いもクソもねぇわ。
効率が悪く、何度も会う男性もいて恥ずかしさもあり、お見合いパーティも辞めた。
この時すでに30歳、夏。
30歳婚活を始めてみる~婚活アプリ編~
スマートフォンが普及して、婚活アプリなるものが有名になってきた。
フェイスブックと繋がっている婚活アプリがあって、それはその人の生活も趣味も分かるし女性は無料だったから、という理屈で始める。
結論からいうと、私はこれで夫と出会って結婚する。
お見合いパーティと同様、簡単に自己紹介を入力。
そして自分の顔写真をサイトへアップロードすると、それを見た男性が「イイネ!メールしませんか!」とアプローチしてくる仕組み。
自分からもイイネ!出来るが、待っているだけでも十分すぎるほどのイイネを貰えるほどの人気ぶりだったので、しなかった。
写真は写りが良いものを使って、堂々とアップロードしたのが功を奏していた。
気軽だったし、人気だったので(爆笑)夫には言っていないが5人とは会っている。
自分からイイネはしないと決めていたのに、間違って操作してイイネしてしまったのが夫のページ。
未来の夫、反応して「イイネありがとうございます。」なんて返してきて、そこからメール、LINE、食事とつながる。
何度かデートを重ねるうちに、未来の夫から告白。
私はこいつと結婚は無理、と思って断る。
この流れを3回して、某百貨店前で壁ドンチューと情熱告白に押されて付き合うこととなる。
初めての壁ドンに動悸息切れがした30歳冬。
ドキドキ違いである。
30歳婚活を終えてみる~総集編~
未来の夫との付き合いは続いていて、あれだけ無理と思っていたけれど付き合ってみると大丈夫になるもの。
耐性が付くというか理想と現実をわきまえるというのか。
私は早く結婚したかったから、31歳の冬に私は未来の夫には自分からプロポーズを一度した。
が、自分から言いたいんだ!と断られていた。
大事なプロジェクトを任されていて、多分それどころではなかったのだと思う。
私の誕生日は夏。
32歳になる夏、突然未来の夫は「婚約指輪買いに行くよ」と言う。
耳元で。
予期せぬ出来事で、私はパニックになりながら百貨店のジュエリーショップに連れていかれ、ショップのお姉さんに「おめでとうございます♡」と言われ、指を測られ、受取日を決めた。
夢の日はこの日のみで、仕事はどうするのか、両家への挨拶、お金はどうするのか、結婚式はするのか?など決めること、やることが波のように押し寄せてきた。
この日までに全身脱毛のローンを終わらせておけばよかった、スポーツジムにもっと早くから通っておけばよかったと思った。
婚活しながら、その夢の日に向かって努力をすることを私は忘れていた。
33歳の冬、私はめでたく友人家族に囲まれて幸せな結婚式を上げました。
婚活アプリで結婚してみて
婚活アプリでの結婚というのは賛否両論あります。
そのため両親には本当の出会いの方法は伝えていません。
第一印象が大事ですから。
忘れてはいけないことは、女性が一人で行動することは怖いことに遭遇することもあるということ。
お見合いパーティでは出会ってすぐに自宅に連れていって、身体の関係を迫る人もいたし、パーティ後に付け回されたこともありました。
私は男性の職場で働いていることもあり、強気でそういう人への対応も出来ましたが。
そうでない方は複数で参加することに意味があるのかもしれませんね。
友人から派生で出会いもあるかもしれません。
ネットでは、何名かに会いましたがどの男性もしっかりした会社にお勤めの方ばかりでした。
そういう方を選んで会えば問題ないのです。
自分の中でしっかり判断し線引きをすること。
結婚するということが、どういうことが考えさせられた3年でした。
お金のことも、信用情報のこともですが。
結婚する=両家の結びつきだということ。
そう、宗教。
婚活アプリで出会った一人の男性はご実家が某新興宗教でした。
女の勘は凄いもので、その男性から告白された時、「宗教はなんですか?」と確認して発覚したのです。
もし、万が一結婚していたら…と思うとヒヤっとします。
差別ではありません。
私の実家が、その宗教に理解がないのです。
大変申し訳ないですが。
そのようなこともあるので、婚活は一人の問題ではなく、多方面から相手を知ることが大事です。
スポーツジムに通って体作りをしながら、デートしながら、相手の家がどんな家でどんな風に育ってきたのか。
しっかり確認して、先に進んだ方がいい。
私は、それらの経験でうまくいったのだと思っています。
上手くいったのは、明確な目標の設定と自己分析。
そして運だと思います。