モテない訳ではないけれど、なんだか言い寄ってきてくれる人はくせ者ばかりの29歳。
周りもどんどん結婚していき、このままでは行き遅れてしまうと怖くなった結果、片っ端から思い当たる「婚活」というものに手を出し始めて早1年。
着席式パーティーでの大きな罠
とある少人数制の婚活パーティーに参加。
それはよくある男性が席を移動して個別で
全員と話せるタイプのものでした。
会場に着くや否や、男性をパーっと見渡して
「ああ今日はハズレが多いな」と偉そうながらに思うほど
いわゆるオタクっぽい人で埋め尽くされていました。
「あー、帰りたい。」
と思いながら自分の番号の席に着くと
まだマシかもと思える男性が目の前に。
話をすると、うん。
悪くない。
時間が来てどんどん回転していくと
やはり
・アニメが趣味です!(典型的か!)
・僕、弁護士の卵でー(ハゲとるやないか!)
・毎週末フットサルしててー(ビビるぐらいデブやないか!)
といったザ彼女いたことないですオーラプンプンの面子ばかり。
そんな中一番初めの人に戻って来て、普通に話できることに
なんだか「いいかも」と思えて来て最後のアンケートでその人の番号を記入。
お相手もわたしを記入してくれたみたいで見事カップル成立。
どこかカフェにでも…と会場を後にしたのもつかの間。。。
待って。
足元ダサすぎん?就活生の靴?え?
それにジーンズ合わせる?
となりました。
そうなのです。
着席式で靴までみる余裕がなかったのです。
見えている部分がおしゃれにしていたのでその分ショックが大きく、さらに持っているカバンもダサくて追い討ちをかけられました。
帰りたい一心でしたが、さっさとコーヒーを飲んで
仕事が忙しいアピールをしてそのカフェをそそくさと後にしました。
カップル成立したのに連絡先を交換しなかったのは
これが初めて。
ごめんなさいと思いながらも、お金をかけて相手を選ぶ以上
わたしにとって絶対に妥協できないポイントでした。
これからはしっかり足元まで確認してから番号を記入しようと思います。
婚活初心者の大きな罠
婚活を始めた本当の初戦は友達に連れられて向かった婚活パーティーでした。
初めての経験で緊張しながらも、一気にこんなにもいろんな人に出会えるならすぐ彼氏できるじゃん!と上機嫌になってました。
意外とイケメンも多く、話は弾んでいたのですが
最後は残念ながらカップル成立せず。
わたしが選んだイケメンは、友達とカップル成立してしまい
くやしーとなりながらも「ま、次があるさ」と思っていました。
友達たちとの初めての婚活パーティー反省会を終え
自宅に帰宅する途中、参加登録していたサイトからの通知。
なんだろうと見てみると、ぱっとしないけど話があったとある男性からサイトを通じてメッセージが。
「ん?」と思いながら読んでみるともう少しお話ししたかったとのこと。
そのサイトを通じてメッセージを送るためには、1通1000円近くするのに…と思いながらこれも経験かと思い、女性の返信は無料だったので今度食事でも行きますかーとご連絡。
トントン拍子に日程も決まり、いざ待ち合わせ。
すると30分前にLINE
「早く着きすぎたので待ち合わせ場所すぐのカフェで待ってます」
その時のわたしは
えらい真面目な人だなー、ぐらいにしか思っていませんでした。
「すみませんがわたしはお時間ちょうどになると思います!」と連絡していざご対面。
え。
チビやん。
わたしよりチビやん。
ほんで今日休日やで。
なんでスーツとリクルートバックなん?
と一気にテンションダウン。
かーえーりーたーいー
となり適当に話をした上で
「すみません、職場からの連絡でトラブルが…」といって早々にエスケープ。
そう。
着席式の婚活では身長がわからない。
そして印象に残らなさすぎてプロフィールカードの身長まで
覚えていない。
お金をかけてまでわたしに会いたいと思ってくれたの!なんて
浮かれていた当時の自分を殴ってやりたいと思った瞬間でした。
店決めるまでに何分かかるんだい?
マッチングアプリで知り合った5つ上の男性と食事。
見た目も話も悪くない。
している仕事も年収も悪くない。
いいじゃん!と思って何度かデートを重ねていく中で
「今日空いていない?よかったら晩御飯でも」
と急遽のお誘い。
わたしも特に予定はなかったのでいいですよー。
と
1時間後に待ち合わせ。
飲み屋さんの多い地域での待ち合わせでしたが
土曜と言うこともありどの店も満席…
三件目くらいから「もうどこでもいいや」
という気持ちから手当たり次第聞いていくも見事満席。
そんな中
「いやー。やっぱり土曜はだめかー。でも、いい運動になるし、お腹すかせて流と思えばありだよね」なんて発言。
少しイラっとしたけれど、「そーですねー」なんて話しながら
歩くこと45分。
やっと空いているお店を発見し、乾杯。
そこで出てくる言葉が
ネガティブ発言の連続。
「俺ほんとはもう彼女いいかなーとか思ってたんだけどさー」
「なんで俺なんかとあってくれるの?」
「でも〇〇ちゃんって女の子らしさゼロだから居心地がいいわー」
なんて口説かれてるとは到底思えない発言ばかり。
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めんどくせってなってきたタイミングでラストオーダー。
2件目に誘われたけど、明日仕事なんでー(ないけど)と断る。
帰りの電車でも
「楽しかった、今度はドライブとか行きたいね」
とLINE。
行くかよ。
と思いながら未読スルーとブロック。
それまで順調と思ってきたけど、
人間の本性って慣れてきたときに出てくるんだなと痛感。
そして婚活って難しいなと思った出来事でした。
本当にごめんなさい。
とあるスポーツが大好きなわたし。
これまでお付き合いしてきた人もほぼ全員その競技を経験している人ばかり。
周りからは、次の彼氏はなんのスポーツしてる人?と聞かれ
〇〇だよと答えると
またか!と呆れられるレベル。
だからこそ(?)マッチングアプリでいつも探すのは
学生時代〇〇(競技)やってました!と言う人限定。
その競技をしてきた人に悪い人はいない!と言う謎の信念があり
とあるマッチングした男性とお会いするその方も例に漏れず。
といった方でした。
待ち合わせの駅にわたしの方が先に着き、近くのコンビニで立ち読みしながら待っているとそれらしき人が改札を抜けようとする姿が見えました。
あ!と思いコンビニを出ようと思ったその瞬間。
真っ黒なのに真っ白になったリュックを背負ったその人。
真冬なのに汗を書きながら大きなタオルで汗を拭う姿は
まるでおにぎりが好きなあの人のようでした。
「生理的に受け付けない」
そう思ったわたしは、彼に気付かれないようにコンビニを急いで後にして電車に乗って帰路に着きました。
マナー的には絶対にやってはいけないことだと大反省していますが、男性のみなさまへお願いです。
初対面は印象が第一ですのでせめて清潔感のある格好で現れることを強くお勧めします。
世間は狭い、狭ずぎる。
とあるマッチングアプリで出会った男性。
わたしの大好きなバラエティ番組が好きとのことで
かなりあっさり意気投合。
飲みに出かけても、やっぱり話も弾み
これは久々のヒットか。
と浮き足立っていたときでした。
そういえばそのバラエティ番組を見始めたきっかけってなに?
とお互いなり、高校生のころとある友人から勧められたんだーと
話をすると俺も大学生のころ友達に勧められたんだーと話す彼。
よくよく聞いていくと、強引に見てみろ!とDVDを渡されたりしたこと、話し方がそこに出てくる出演者によく似た話し方をする人などと言う特徴を聞いていくうちに
あれ?と思い始める二人。
「もしやそれって〇〇じゃない?」とわたしがそのきっかけとなった人の名前を出すと大当たり。
二人とも共通の友人を介して、時期は違えど共通の趣味と言うか好きなものができていました。
その彼とは縁なく、お付き合いとまでは行きませんでしたが
マッチングアプリなどというかなり大多数の人と出会えるツールでそんなにも身近な共通者がいる人と出会うとは思えませんでした。
そんなことならお金をかけずとも、その子に
いい人いない?って聞けばよかったかな。
とも思える経験でした。
やっと出会えた、王子様
婚活を初めて約一年。
なかなかうまくいかず、「もういいや」と思えるレベルにまで達した頃、とある先輩の結婚式に参加。
そこで再会した悪友から
まだ結婚しないのか、とからかわれる始末。
ごちゃごちゃと説教してくるので
じゃあ誰か紹介しろ!と言うと、あっさり「いいぞ」と。
しかも、1週間たらずとしてその紹介してくれる男性から連絡が。
初めは5際以上年下と言うこともあり、特に期待していませんでしたが、話すうちにとてもしっかりしていて、いい意味で年齢不相応な彼に惹かれて行きました。
初めての食事でも
「食べられないものはありませんか?」
「お店予約しておきますね」
お会計をするときも払おうとすると
「綺麗な人と飲んで嬉しいし、払ったってイキらせてくださいよー」
と全てがスマート。
彼も好んでくれていたようで、トントン拍子に交際スタート。
これまでの1年間なんだったのかと思えるぐらいトントン拍子でびっくりですが、今は幸せいっぱいです。
わたしの婚活とは?
よく聞く婚活疲れをを経験し、もうこれで最後にしようと思ったときにいいひとが現れました!と言うことを聞いてはいましたがとても半信半疑な自分がいました。
「それって妥協じゃない?」と思う自分でしたが
実際自分の身に起きると、
肩肘張らずにもっと気軽に楽しむことが大事だったのかもしれないなーと今だからこそ感じれる部分があります。
もちろん婚活をする以上「結婚」というワードから逃れることはできませんが、そこがゴールとするのではなく
「ずーっと一緒にいたいと思える人」を探すんだ
と言うスタンスでいろんな人と出会わなければ
理想ばかりの押し付けになってしまいかねないと思います。
そんなことばかりではいいひとも捕まえ切れず
本当に婚期を逃してしまう。
そう思えるのです。
もちろん、わたしも結婚までたどり着いた訳ではありませんが
これから先ものんびりと彼との関係をしっかりと作り上げながら
のんびりと過ごして行きたいなーと思う所存です。
こんな感情にさせてくれたのも、全て当時は
「なんでやねん!」と思える経験をしたからこそ。
一つも無駄な経験はありませんでした。