ご飯に行きましょう!
先輩のことを好きになったのはいいですが、やはりまた、関わることのない日が続きました。
ある日、上司から新しい仕事を振られたのですが、それは過去に先輩もやっていた仕事らしいのです。
「相談という体で先輩と少しでもいいから、話をしてみたい、顔を見ていたい」と思い、勇気を出して社内メールを送ってみました。
文面は「○○の件で相談に乗って頂きたいのですが、都合の良いときがあれば教えていただけませんか」というものです。
すると「昼休みでも仕事終わりでも時間なら作るよ」とのことでした。
仕事中に少しでも会えれば…と思っていたのでこの提案はとても嬉しかったです。
仕事終わりに職場近くのレストランに行くことになりました。
連絡しやすいようにと連絡先も交換しました。
仕事後合流してレストランへ行く道や、ご飯中、ずっと一緒にいて心地よく、楽しかったです。
私がつかう駅まで距離があったのですが、当たり前のように送ってくれたのも嬉しかったです。
ただ、「またご飯に行きましょうね」と言っても「誘ってくれたらね」という返事だったのが切なかったです。
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お付き合いすることに
月に1度の頻度で食事に誘うこと2回、先輩からも誘ってくれるようになりました。
ご飯を食べているときに、話題の映画を観たいという話になり、思い切って休みの日にデートに誘ってみるとOKでした。
デートの日はバレンタインに近い日だったので、手作りのメッセージカードと、市販のチョコレートを買い、もうすぐ解散という時にプレゼントを渡し「本命です」と伝えました。
すると「お返しは期待してね」とだけ言われ、ホワイトデーまで不安な日々を過ごしました。
ホワイトデー当日、いつものようにご飯を食べてからお返しをもらいました。
そのままお別れムードになったので、思い切って「このチョコは義理なんですか?」と聞いてみました。
すると「義理なわけないじゃん、本命です」と照れながら言ってくれたのです。
先輩の気持ちが分からず不安な日も多かったけれど、同じ気持ちでいることが分かりかなり嬉しかったです。
憧れていた先輩と、その日お付き合いすることになりました。
③へ続く・・・