ペアーズの彼と別れて、
友人の紹介のAくんに乗り換える
Aくんと付き合うのは、
必然の流れでした。
好きな音楽も一緒、
甘えたいタイプの私と
リードしたいタイプの彼。
一緒にカラオケで遊んだ後、
「Aくんみたいな人が
彼氏だったらいいのになぁ」と
彼につぶやいてしまいました。
「でも、今の彼氏はどうするの?
こんな状態でい続けるの嫌だよ」
と言われ、私は心が揺らぎました。
浮気男と別れた後に、
平穏な日々をくれたペアーズの彼。
結婚を考えると頼りない感じがする人だけど、
悪い人じゃないし、
別れるなんて可哀想・・・。
そうは思いましたが、
それ以上にAくんへの気持ちが強かった私。
彼に別れを切り出すことにしました。
あまり感情を表に出さない彼だったけど、
「Yちゃんの気持ちに気づかなくてごめん。
もっと早く、結婚の予定の話とか、
真面目な話しておけばよかった。
そうしたら気持ちが離れなかったのかな」
泣きながら、
「わかった、別れようか」と言った
ペアーズの彼。
とてつもなく罪悪感にかられた私でしたが、
こうして友人の紹介のAくんと
付き合うことになったのです。
Aくんと同棲して。
恋に破れ失意のうちに東京へ
その後、私はAくんと
同棲することになりました。
付き合って半年も経たないのに。
お互いを知らないうちに同棲するなんて
無茶な話かもしれませんが、
とにかくいつも一緒に
いたくてしかたがなかった。
私はWEB系の仕事をしていたので、
いつも終電間際まで仕事をしていました。
対し、Aくんは18時半には終わるお仕事。
いつも料理を作ってくれるのは彼でした。
私は飲み会が多い仕事でもあったので、
終電後タクシーで帰ることもしょっちゅう。
それが災いしたのでしょうか。
Aくんにある日、別れを切り出されました。
「生活習慣が違うのがつらい。
価値観の違いを感じる」と。
それはとても悲しかったけど、
残業や飲み会を断れなかった自分にも
責任がある。
そう自分を納得させ、
別れることにしました。
その後というものの。
同棲を解消し、
一人暮らしを彼と暮らした
大阪で始めた私でしたが、
心ここにあらずな日々が続きました。
共通の友達であるTくんが心配してくれ、
Aくんにそんな私のことを話した様子。
Aくんは別れてからも、
私の家に来ては
ご飯を食べさせてくれました。
そんな彼に、
ヨリを戻してくれるのではないかと
期待してしまう私。
それがつらくて。
住み慣れた関西を離れる決意をしたのです。
一度も住んだことのない
東京へ行くことにしました。