大学生の先輩に恋をしました

恋愛
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保育系の学科に通う大学4年生(女)です。

今まで彼氏がいたことはありませんが、小学生の時と大学で好きな人がいました。

いつの間にか好きになっていた

私は大学でダンス系の部活に入部しました。

大学1年の夏が過ぎた頃、いつの間にか1つ上の先輩を好きになっていました。

きっかけは覚えていませんが本当に好きだったのは事実です。

先輩のことが好きなんだと気がついたのは、自分が先輩を目で追っていることに気づいた時です。

もしかして、好きなのかなと思い友達に相談すると、「ずっと好きなんだと思ってた」と言われました。

目で追っているだけでなく、友達と会話している時もよく先輩の話をしていたそうです。

先輩の話を意識して話していたわけではなかったので友達に言われた時は本当に驚きました。

また、小学生の時以降に好きな人がいなかったので、こんなに早く好きな人ができるとは思いませんでした。

先輩と仲良くなるために

先輩は必要な時以外は異性と話さない人でした。

特に異性の後輩とは踊りのアドバイスの時以外話しているところを見たことがありません。

また、同性と話をしている時は笑顔を見せる時がたまにありますが、それ以外では笑顔を見た事がありませんでした。

同級生の間でもクールな人と話題になっていました。

私は同級生の異性ともなかなか話をしないため、先輩ともなると更に話すタイミングがありませんでした。でも好きになってからは先輩と仲良くなりたいと思い始めるようになりました。

そこで私は挨拶をするところから始めました。

部活の時はもちろんですが、部活以外でも見かけると挨拶をしていました。

初めの頃は無表情でしたが挨拶を返してくれました。

それを何度も続けていると、ある時から笑顔で挨拶をしてくれるようになりました。

また、それまでは私から挨拶をしていましたが、先に先輩が気づいて声をかけてくれることも増えました。

先輩に嫌われないように

挨拶をするような仲になってからも私は目で追ってしまうことがありました。

好きになったのだから仕方ないといえばそうなのかもしれません。

しかし、あまり目で追いすぎても気持ち悪がられてしまうと思いました。

せっかく仲良くなったのに嫌われてしまっては元も子もありません。そのため、私は目で追わないように気をつけるようになりました。

部活中も、今までは自分からアドバイスを受けに行ったり近くに行って話せる機会が増えるようにしていたので、近くに行きすぎず声をかけ過ぎないよう心がけました。

すると、友達から「今日は近くに行かなくていいの?」と聞かれるようになりました。

理由を話すと笑われましたが、目で追ってそうな時は声かけるね等と協力してくれるようになりました。

私の勘違いだとしても

先輩に故意に近づいたり声をかけなくなって半年近く経ちました。

すると、ある時から先輩から声をかけてくれるようになったことに気がつきました。

例えば、先輩から離れた位置で踊っていた時のことです。

休憩の後も場所の交代が言われない限りは同じ場所で踊るのが私達の部活の暗黙のルールでした。

しかし、休憩前に遠くにいた先輩が休憩後は近くにいました。

それだけでなく、わざわざアドバイスをしてくれたり、声をかけてくれるようにもなりました。

たまたま近くにいただけかもしれません。

先輩は様々な後輩にアドバイスをするために移動していただけかもしれません。

それでも私は単純なのでそんな出来事がとても嬉しかったです。

私のことが好きじゃなくても話しかけてくれるということが幸せだったのだと思います。

目が合うことが増えると期待してしまう

私は嫌われないために目で追うことをやめました。

しかし、たまに目で追ってしまうことがあります。

私が目で追ってしまう時に先輩がたまたま私の方を見て目が合うことはもちろんあります。

それは私が先輩を見てしまうから仕方の無いことです。

でも、たまに視線を感じる時がありました。

誰がというのは分かりません。

それが全て先輩だったかと言ったらそうでは無いかもしれません。

しかし、友達に恋愛相談をしているときでした。

「たまに先輩あなたのことを見てるよ」と教えてくれました。

驚きました。

その話を聞いてからも私は先輩を目で追わないように気をつけていましたが、視線を感じてたまにそちらを見る時がありました。

すると先輩と目が合うことが増えました。

今までは私が見ていて先輩と目が合うため私が逸らしてしまっていましたが、視線を感じて目が合った時は先輩が目を逸らしていました。

多分気のせいなんだと思います。

でも、期待してしまう自分がいるのも事実でした。

先輩が卒業してから今まで

何も進展がないまま先輩は卒業しました。

卒業の時、「もっとたくさん話をしてみたかった。ご飯も一緒に行ってみたかった。」と言われました。

先輩は他県で就職することが決まっていたため、もう会うこともご飯へ行くことも叶いません。

でも、そう思ってくれていたということが私はとても嬉しかったです。

それから今まで先輩とは会うことはないし、連絡をとることもありませんでした。

でも、たまに先輩のことを思い出してしまいます。

もう近くに先輩はいないのに、会いたいと思ってしまいます。

もし、先輩の卒業式の時に告白していたらこうやって思い出すこともなかったと思います。

上手くいっていたら嬉しかったですが、失敗してもその時は諦めることができたと思います。

告白する勇気がなかったために今も思い出してしまうのだと思います。

でも、幸せな思い出であることに変わりはないので、また新しい恋愛をすることが出来るまでは、辛い時はこの思い出を思い出していけたらいいなと今は思っています。

まとめ

小学生の時の恋愛以降、中学、高校と好きな人が出来なかったため、大学でこんなにも想う人ができるとは思いませんでした。

漫画のように簡単にうまくはいかないし、私自身も凄く勇気がある訳でもないので進展は一切しませんでしたが、とても楽しい恋でした。

先輩のことを考えている時も、話をしている時も、笑顔を見ることが出来た時も幸せでした。

付き合うことはもちろんですが、会うことももうないでしょう。

でも、思い出すだけで幸せになれるこの恋は忘れずに心にしまっておきたいと思います。