合コンで彼女がいる彼に恋をした件

合コン・街コン
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30代後半女性です。

20代後半で結婚し、現在は5歳と8歳の子どもがいます。

恋愛に対して奥手で結婚なんてできるのだろうか。

そう悩んでいた20代が今となっては懐かしく思います。

合コンや紹介など、数々の出会いを経験し苦い思い出も多いです。

合コンで出会った、かけがえのない親友

20歳で初めて彼氏ができましたが、半年くらいで別れてしまいました。

しばらく引きづっていましたが、新しい恋を探さなくちゃ!そう思い立ち、数々の合コンへ出席することに。

しかし、思うように彼氏はできません。

もともと恋愛に対して奥手で、人の目を見て話すことすらできないタイプです。

男性とどんなお話をすればいいのか分からず、体が硬直してしまうんです。

そこで私と同じような悩みを持つ、同級生の女性Aさんと出会いました。

Aさんも彼氏ができず悩んでいるようです。

一度しかない青春時代に彼氏をつくって、思う存分楽しみたい!願いは私と同じでした。

合コンで出会ったAさんと仲良くなり、プライベートでも遊ぶようになりました。

会うたびに「どうしたら彼氏ができるんだろう」と言い合ったものです。

お互いの友人を通して合コンを開くこともしばしば。

お互いになかなか彼氏ができなかったものの、なんだかAさんと一緒に飲みに出かけるだけで、彼氏ができなくても楽しい気分になれたんです。

合コンで10年ぶりに中学校の同級生に再会!

友人Aさんと、いつものように合コンへ出かけたときのことです。

相手の男性を見ると、一人だけなんだか見たことのあるような…。

ずっと記憶をたどっていくと、なんと私の中学校時代の同級生B君がいたんです。

世間は狭いと思った瞬間です。

B君も私のことをずっと見ていたので、すぐに気づいたのでしょう。

「もしかして〇〇さん?」と私に話しかけてくれました。

10年以上振りの再会でしたが、意外と分かるものです。

ほかの男性はみな初対面でしたが、知り合いがいたことで緊張もほぐれ楽しい時間を過ごすことができました。

その日の合コンでは知り合いを含め、男性7人もいました。

女性も7人いたのですが、人数が多いこともありどんちゃん騒ぎです。

とても彼氏彼女を探しに来たとは思えない、学生のノリでした。

今回もやっぱり彼氏はつくれそうにないな…とAさんと話していたときでした。

B君が私のところへやってきて「これも何かの縁だし、またみんなで遊ぼうよ」と言ってくれたんです。

なんと男性全員と連絡先を交換!

B君のひとことがあり、なんと男性全員と連絡先を交換。

こんなことは今までの合コンで一度もなかったことです。

まさか一気に7人の男性と連絡先交換をするなんて…。

ちょっと圧倒されましたが、せっかくの機会です。

私はAさんと一緒に、ドキドキしながら連絡先交換をおこないました。

合コンの終わり際に「それじゃ、またね!」とB君が笑顔で声をかけてくれました。

そのとき私とAさんは、これから楽しいことが起こりそうな予感しかなかったんです。

嬉しいことに出会った男性たちは、みんないい人ばかり。

とても接しやすく楽しかったので、彼氏ができなくても遊んでみたい気持ちでいっぱいでした。

中学校の同級生ということもあり、社交辞令ではなく本当に連絡してくれそう。

私とAさんは心躍る気持ちでいました。

合コンから翌日、さっそく私の携帯にB君からメールが入りました。

「また近いうちに、野郎どもと遊んで!」とのこと。

私はすぐに「もちろん遊んで」とメール返信したのを覚えています。

彼氏はできないけれど、男友達はたくさんできた!

季節は夏でした。

B君から海でバーベキューをしよう、というお誘いがきました。

もう心はウキウキです。

しかも、自宅の近くまで車で迎えに来てくれるとか。

初対面なら躊躇しますが、知り合いということもあり安心感があります。

私とAさん、そして合コンで出会った男性7人の合計9人で初めて遊ぶことになりました。

青い海と青い空の下、ビーチパラソルを張りバーベキューコンロなどのアウトドアセットを設置。

男性陣は遊び慣れているのでしょう。

手際よく準備を進めていました。

オーディオも持参していて、ノリのいい音楽が流れています。

なんて楽しすぎる時間なんでしょう。

焼肉だけではなく、鉄板では焼きそばを作りました。

ほとんど男性陣が料理もしてくれるという、最高の時間です。

男のおもてなしを初めて受け、Aさんと感動しぱなっしでした。

ごはんを終えたあとは、青い海へGOです。

音楽が流れるなか、みんなで海遊びをする。

夢をみているような時間でした。

男性陣のなかで、控えめな男性が気になり始めた

合コンで出会うことができた、素敵な男友達です。

女同士で遊ぶのとは違った楽しさがあり、正直彼氏なんていいや!とも思えた時間でした。

バーベキューが初めての遊びでしたが、合コンのときとは違った男性陣の顔を見ることもできよかったです。

重い荷物を運んでいると手伝ってくれるなど、男性陣それぞれの性格も分かった気がします。

なかでも一番控えめなC君。

みんながギャーギャー騒いでいるのを、クールな顔で見つめているタイプです。

こういった男性が気になってしまいます。

最初は「おとなしいな」としか思ってなかったのですが、次第にC君の姿を目で追うようになっていきました。

もしかして私はC君のことが気になり始めてるかもしれない。

バーベキューが終わってからもC君のことが頭から離れません。

私はこの日からC君のことが好きになってしまったんです。

このことを友人であるAさんに打ち明けようと思いましたが、恥ずかしくてできませんでした。

好きになったC君には彼女がいた…

もうダメだ。

C君に会いたい!

しかし、私の性格上、なかなか自分から連絡をすることができません。

また次に会うときがあれば、何かしらアクションしてみようと思いました。

うれしいことに、バーベキューをした翌週もみんなで集まって遊ぶことになりました。

今度はみんなでボウリングです。

本当に男性陣みんなが仲が良く、見ているだけで微笑ましいくらい。

私はC君とどうにかして近づきたいと思いましたが、現実はうまくいかないものです。

チーム分けをするものの、C君とは別チーム。

それだけでショックを受ける私は、もうC君に恋していること間違いなしです。

ボーリングが終わったあとは、みんなで食事に行きました。

そのとき、奇跡的にC君がとなりに座ってくれたんです。

私の胸は高鳴るばかり。

なんて話そう…とドキドキしていると、C君から話しかけてくれました。

「彼氏はいないの?」とひと言。

「もちろんいないです!!!彼女いるんですか?」と即答したところ、想像していなかった言葉が返ってきたんです。

「彼女いるよ」と。

はあ~。

一気に撃沈しました。

合コンに参加しているからと言って、彼女がいないわけではないと思い知った瞬間でした。

叶わぬ思いに。

C君は彼女がいますが、遠距離恋愛だったようです。

女友達と遊ぶことを彼女は気にしないことから、遊びまわっているのだとか。

C君とはたまたま食事の席がとなりになったことがきっかけで、頻繁にメールや電話をくれるようになりました。

私的にはうれしいことなのですが、C君には彼女がいると思うと複雑な心境です。

女友達として接してくれているのは分かりますが、これ以上の進展がないと思うと悲しい気持ちにもなりました。

当時季節は冬。

C君と私はスノーボードという共通の趣味があったことから、一緒にゲレンデへ出かけることもありました。

なんだか彼女に悪い気もしましたが、好きな人と一緒に遊びに行けるなんて夢のようです。

叶わない恋でしたが、とても幸せな青春時代を過ごすことができました。

いまだにAさんには、私がC君に恋心を抱いていたことを言っていません。

合コンで出会った男性陣と恋に発展することは、私もAさんもありませんでしたが、かけがえのない友達をつくることができました。

彼氏はできなかったけれど、20代前半は最高の青春時代でした。

現在は私もAさんも結婚して子どもがいますが、あの時代を振り返ると思い出話に花が咲きます。