大学を卒業してから17年間の社会人を経て、昨年から看護専門学校に通い看護師を目指している、41歳女性です。
10年前に離婚を経験、子どもはいなかったものの、その後いい人に巡り会えず独身です。
それでもいつか素敵なパートナーに巡り会えるのを夢見ている自称美魔女です。
婚活アプリを利用してみて
3年ほど前に、友人から勧められて婚活アプリを使い始めました。
もう、40を目前にしているのに特定の恋人もいなかったし、そもそも職場も90%が女性の職場。
友人はその婚活アプリで彼氏を見つけていたので、ダメ元で登録しました。
実際に登録してみると、毎日結構な割合でイイねをくれる男性がいて、これはなかなかイケるんじゃないかなんて希望を持ち始め、気に入った男性のイイねに返信をしていました。
その中で、隣県の男性でとても丁寧な方で年齢は5歳年上。
もともと歳上好きのわたしは、友人に言われるがまま連絡をとり始めました。
彼はバツイチ、すごく褒めてくれる優しい人。
だと思っていたのは最初だけでした。
3回くらい会ったのですが、なんかちょっと目つきが鋭い、まるでチンピラのような時がある。
これは違うなと感じたので早いうちだと思ってお断りしたところ、びっくりするようなロングメールが!スマホの画面をスクロールしないと全文入らない。
内容は要約すると「付き合っていると思っていたのに、ひどい女だ」でした。
いやいや、付き合っていないでしょ、と言いたいところを怒らせてもいけないと思い、丁重に謝罪しましたが、その後もフェイスブックのメール機能やキャリアメールなど、あらゆる手でアクセスし、挙げ句の果てには「家探して行くぞ」という内容が。
結局男の友人にしばらく帰宅時間に合わせて家のまえに待機してもらうことに。
もうあんな怖い思いはこりごり、もちろんイイ人もたくさんいるし出会いは格段に増えた反面、怖い人もいるし見分けないといけない、と感じた事件でした。
20代後半を台無しにした恋愛
わたしの恋愛は、割と熱しやすく冷めやすいのが特徴でした。
ところが20代後半になって出会った彼とは結果的には不倫という形で付き合うことになり、その恋愛がきっかけでたちまちネチっこい女になってしまいました。
最初は、独身だと思っていたし好意を持ってくれているのは一目瞭然だったので出会ってすぐに恋に落ちました。
優しくて、毎日のように電話もくれるし家まで来てくれる、素敵な恋人だと思っていたのに、ある日家族を紹介されて真っ白になりました。
いやいや、嘘だろ。
そんなこと、ある?!
夢かなこれは、と思ったけどまごう事なき事実。
わたしの男だと思っていた人に、他の女がいたことが(わたしが他の女なんだけどね)もう許せなくなり、ちょっとでも連絡が遅れると鬼のように電話をかけたり、恐ろしい女の出来上がり。
最終的には、1年も付き合った後にバカな自分に気づき逃げるように引っ越していって終わりになりました。
不倫っていっても、家族紹介する変人もいるって事に衝撃を受けたし、やっぱり人のものはダメだな。
とつくづく思いました。
大好きだった彼との素敵な思い出
高校1年生で大好きになったのは、同じ部活に所属していた男性でした。
女子が苦手だったみたいで、あんまり女子と話したり接しているのを見たことがなかったので、断られるのを前提で、勇気を出して告白しました。
すると、見たことないような可愛い笑顔で「良いよ」と言ってくれ、付き合うようになりました。
毎日、部活が終わってから自転車で公園や図書館に行ってただただ話をしたり、じっと2人で本を読んだり、それは幸せな日々でした。
もともとシャイな彼は、全然喋らないし、盛り上がって話すこともほとんど無かったけれど、あの頃は一緒にいるだけで幸せでした。
それでも日が経つと、手も握ってくれない彼に疑問を抱き始め、実は好きなのは自分だけなんじゃないかと友達に相談したりもしました。
そんな矢先、彼が初めて自宅に招いてくれました。
もう嬉しくて嬉しくて、高校生だったけど結婚のことすら考えてしまいました。
それから彼は毎日家まで送ってくれたり、お母様に紹介してくれたり、それは素敵な人だったのに、高校3年生の時、わたしの浮気が原因で別れてしまいました。
今思えば、なんてひどい女の子なんだ!と怒りたくなります。
今は彼も結婚し、お子さんもいて幸せなんだと聞いて、なんだか安心するような寂しいような。
あの時に戻れたら、絶対離さないのにな。
婚活アプリで知り合ったおぼっちゃま
ある日、婚活アプリで知り合った男性なんですが、彼は端正な顔つきで仕事の傍らで引きこもりの男の子に家庭教師をしているような素晴らしい人でした。
ちょっと距離があったので、1ヶ月に1回しか会いませんで知ったが、メッセージも丁寧だし申し分ないかと思っていました。
ところが、どうやら彼は会社の社長さんの息子、いわゆるおぼっちゃまだったようで、してもらうのが当たり前の世界で生きてきたので、人にしてあげることに気づけない模様。
ドライブに行っても、自分の思ったところにしか行けないし、喉が渇いても自分のものしか用意できない。
聞いてくれても良いのにと思うけれど、多分聞くことすら出来ないんでしょうね。
食事も当たり前のように残す、食事前なのにカフェに行ってきたと言って食べない。
もう自由すぎる…!
挙げ句の果てに、大事にしている犬がいると言ったら「その子は血統書付きなの?違うの?残念だね」と言う始末!
うちの犬は保護犬ちゃんだったところ里親になったので、何のミックスかも分からないけど、わたしにとったら家族なのに。
もちろん、次のデートはありませんでした。
全てを委ねる年下男子
職場の違う部署の男性で、10歳年下の子に告白され付き合うことになった時のこと。
これまで2人の年上女性と付き合ったことがあると言うので安心していたら、ダメダメでした。
ご飯を食べに行ったら、自分から誘っておいてお金を出させる。
しかも、一瞬財布からお金を出そうとして、わたしが財布を出した途端に引っ込める!
最初は、え?と思ったけど、年上なこともあるしちょっと出すくらい出すよ、と言い割り勘にしたのですが、その後も自分から結構高い店に行こうと言ってはお金を出させる。
彼は特殊な職業で、わたしよりも給料も随分あるのにとだんだんイライラしてきました。
しかも、車も持ってるくせに修理中だからと言っては迎えに来させる上、ガソリンを入れてくれることも一度もなく、そのくせ、用事があって会えないと言うと、中学生のように駄々をこね、気持ちの悪い顔で拗ねてくる。
あぁ、これってただの幼稚なヒモやん!ってことに気付いたので早々にお別れを言いました。
部屋に入れたくなかったので、スーパーの駐車場で。笑
別れ際、去っていくわたしの車を泣きながら追いかけようとしたあの姿、ゾッとしました。
楽しければ良いでしょ、スペイン男子
たまたま入ったスペインバルで知り合った店員の男の子。
背が高くて、わたし好みのスペイン人でした。
彼は日本での仕事が長くて、日本語も話せるのですぐに仲良くなり、初めて2人で会った日に、時間も忘れてダンスを教えてもらったり桜に時期だったので夜桜を見に行ったりしてとても楽しい時間を過ごしました。
その日のうちにお泊まりすることになり、その後も毎日連絡をくれて1週間に2〜3日は会うことになりました。
デート中も、楽しい話で笑顔にさせてくれたり、人前も憚らずキスしてきたり肩を寄せてきたり、日本人のわたしにはキュンキュンすることばっかりで、会うのが楽しみになりました。
そんな日々が続くので、てっきりわたしは彼と恋人同士になったと思っていたのですが、彼は「そういう形は取っていないよ!一緒にいたら楽しいでしょ!それで良いじゃん!」とものすごい笑顔で言うのです。
実は欧州って文化がちょっと日本とは違うんですね。
何やらデーティング期間なるものがあって、その間は恋人候補的な人を何人も作って良いんだとか。
文化の違いに、ちょっと戸惑い愕然としましたが、彼ほど楽しい人はいないし、彼ほど性格も会う人はいないなと思いしばらく楽しみました。
その後、半年くらい会ってないけど、時々会いたいよってLINEが来ます。
相変わらずだな、スペイン男子!
わたしの恋愛
わたしの恋愛は、結局のところ高校生の時が一番まともだったんですね。
もう純粋に大好きな彼と毎日一緒に帰ったり、公園で夕方まで喋ったり、すごくプラトニックで純愛。
年齢を重ねるごとに知らなくてよかった大人の男女のあれこれを知ってしまい、よせばイイのにハマってしまう。
今思えば、誰にも相談もせず勝手にハマっていったんですよね。
自分の目で見ているものって、100点満点のイイものだと思っていても他人から見ると10点くらいしかなかったり、もはや0点だったりするし、それ以前に自分自身が0点だったりするのに気づかないんですよね。
自分自身が0点だった場合、そりゃイイ人なんて寄ってこないけど、そんなことに気づくのに40歳までかかってしまいました。
婚活で失敗したのも、不倫恋愛にハマってしまったことも、今思えばイイ思い出かなと思うけれど、これ以上はもう要らないですね。
いつか素敵なパートナーと幸せになるために、とりあえずは100点のわたしを目指して頑張ろうと思います。