こんにちは。
40代前半の関西に住むフリーランサーです。
今日は、わたしが大恋愛の末に結婚しながらも結果離婚してしまい、そこからどう立ち直りまた幸せな人生を新たに見つけたかを経験談としてお話させていただきます。
進学、そして大恋愛のはじまり
以前、結婚したときは、わたしと元夫は大恋愛結婚でした。
もともと大学進学でわたしが彼の地元に移り住みそこで知り合い、偶然共通の友人がいたことや共通の趣味があり、一緒に過ごすと楽しくていつのまにか付き合っていました。
周りからも仲が良いカップルと評判で、情熱家だった元夫はわたしと出会ってからすぐにピンときたらしくこの人と結婚する、と思い実際出会ってすぐに彼の家族や友人に紹介されました。
急なのでやや不安というか思い込みが激しすぎないか心配になりましたが、好かれていて悪い気はしなかったので嬉しく思い交際を続けていました。
お互い一緒にいると幸せな気分になり、ほぼ毎日会っていたので結局一緒に住もうと言われ同棲がはじまりました。
幸せなはじめての同棲、しかし…
恋人と一緒に住むのはわたしにとっては初めてでした。
まるで、新婚のような気分で、毎日暮らすのが楽しく、学校から帰ると毎日宿題が多くない日は晩ごはんを作りました。
今まであまり自炊したことはありませんでしたが、彼に美味しいものを食べて欲しいと思い料理の本を買ってきて一生懸命作りました。
作り続けるにつれだんだん料理の腕も上がり、彼も嬉しそうに私の作った晩ご飯を食べていました。
幸せで穏やかな日々が続く、そのように見えましたが、付き合いだして3ヶ月後くらいに、変な留守電が彼の家の電話に入っていました。
声が聞きたいから電話をかけました。元気ですか?じゃあまた…意味深な留守電に不安を覚え彼に聞くと、それは一年前に別れた元彼女でした。
過去の亡霊、火種のはじまり
わたしは嫌な気分になりましたが、できるだけ落ち着いてまだ仲が良いのか、友達付き合いしているのかを聞きました。
日常的には会っていないようでしたが、彼は恋愛を引きずるタイプで情はもっていそうな感じでした。
あんなにわたしのことに夢中な雰囲気だったのに変だな、とわたしはその時は感じましたが、今思えば彼は恋愛依存体質で、彼女と別れた寂しさから新しい出会いを求めて飢餓状態だったのかもしれません。
傷ついて辛いので他の誰かに縋り付きたい…
元彼女も彼も粘着質的で、あっさりした性格のわたしは嫌だな〜と感じてしまいました。
それからも彼が大事に元彼女の手紙や写真を残していたり、何らかの理由をつけて元彼女が会いに来たりしてすごく不快でした。
違和感、でも結局好きで結婚
元彼女のことが火種となり、よく喧嘩するようになりました。
元彼女のことさえなければ幸せに暮らしていたのに、モヤモヤと過去の気持ちの亡霊のようにつきまとう2人の共通した感傷が本当に煩わしかったです。
しかし、もう別れようと言っても今好きなのはわたしだからと言います。
私も好きだったのでじゃあやり直そう、もう少し頑張ってみよう、と交際を続けていくなかで、大学を卒業したころにプロポーズされました。
喧嘩が多いことが気になり正直なところ怖かったですが、彼のことはそれでも好きだったのでわたしはプロポーズを受け、結婚しました。
元彼女の連絡も当時は和らいでいたように思えました。
結婚したら関わりも薄れるだろうとどこか安心もしていました。
最初は楽しかった結婚、でも結局は…
彼も彼なりに結婚資金を貯金したり、仕事を頑張るなど彼なりの誠意も見せてくれました。
問題はあったものの大好きだった彼との結婚がやはり嬉しく、楽しい新婚生活を送っていましたが、心配の種は消え去ってはいませんでした。
元彼女は、彼がわたしの旦那さんになってからも連絡をし続けました。
精神的に弱い部分を持った人で、なにか精神が不安定になると彼に連絡してくるようでした。
わたしはさすがにうんざりして疲れてしまいました。
このことが火種で数え切れないくらい喧嘩をしました。
彼がなぜわたしがこんなに嫌な思いをするのに元彼女との付き合いをやめないのかも理解に苦しみました。
結局、ストレスになり、彼の他の性格上の不一致もあり結果的にわたしをもう愛していないと告げて彼は離婚を言い渡してきました。
突然の離婚は必然だった
突然離婚を言い渡されて驚き、最初は受け入れにくかったですが、去る人を追っても仕方ないと考え引き止めませんでした。
責任感のなさにも驚きましたが、わがままで結局元彼女問題でわたしが辛いのを分かってくれようとしなかったわがままさと同じだなと感じました。
離婚後3年程は人生を立て直すために必死で働きながらスクールに通うなどして手に職をつけました。
忙しさが傷心を癒してくれるようでした。旅先である男性と知り合い、離婚で傷ついたわたしを包むように受け入れてくれた彼と付き合いはじめ現在に至っています。
元夫とは真逆で、過去は一切清算するタイプなのがとても嬉しいです。嘘のように喧嘩は全くありません。
理性的で大きな心を持った穏やかなパートナーに巡り会え、毎日ストレスのない幸せな時間を一緒に過ごしています。
離婚の傷跡
大失恋後にこの話を読んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
離婚後、わたしの世界が目の前から突然消滅したようで本当に辛く傷つきました。
もう人を好きになれないような、幸せは遠いような気もしました。
でも、振り返ってみるとわがままな元夫が去ってくれたおかげで今の穏やかで相性のいいパートナーに巡り会えました。
どんなに特別で好きな人との関係が終わりになっても、人生全てが終わりになった訳ではありません。
もしかしたら、わたしのようにそれは最良のパートナーに出会うための一歩目なのかもしれません。