婚活パーティーの質はどんなもの?

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私は30代の専業主婦で、一児の母です。

子供の入園を機に自分の時間が出来、のんびりと専業主婦を満喫させてもらっています。

初めての婚活パーティー

私が20代前半の頃、結婚を意識して長年付き合った彼と、遠距離の期間を経て別れるに至りました。

原因は、彼の浮気です。

当時はまさか彼と別れる事になるとは思っておらず、ずい分と落ち込んだものです。

それから少しずつ前を向き始めた頃、職場の先輩が気分転換にと婚活パーティーに誘ってくれました。

決して乗り気ではありませんでしたが、いつまでもこのままでいる訳にも行かないという思いと、申し込みなどの手続きを先輩が全部してくれるというので行ってみることにしました。

人生で初めての婚活パーティー体験でしたが、先輩が行き慣れていたので特に不安はありませんでした。

また、パーティーを心から楽しめるような状態ではなかったので、社会見学気分での参加でした。

婚活パーティーの内容とは?

婚活パーティーは、夜の部に参加しました。

当日は、30対30だったでしょうか、女性に比べて男性の方が少し多かったと思います。

一人ずつ自己紹介カードのようなものが配られ、ニックネームから学歴、趣味や好きな食べ物などを記入しました。

このカードを元に会話をしていきます。

男性が1~2分ですぐ席替えしていくのが慌ただしい印象で、話の中身には全然集中出来ませんでした。

さらに全く好みでない方ともコミュニケーションを取らなければならないのが地味に苦痛でした。

大人なので顔には出さずに会話はしますが、とても残念なことに、男性陣のレベルが低め…。

失礼ですが、恋愛経験ないのでは?と思われる方が多かったように思います。

早々に参加したことを後悔しました。

続く後悔、難しいコミュニケーション

婚活パーティーが始まって、全員の男性と言葉を交わしました。

しかし、いきなり

「どこに住んでるの?今日、家まで送るよ。」

とか

「メールアドレス教えて。」

とか、なぜ初対面の人に言わなければならない!?と思うような質問をしてくる人が多くて本当に驚きました。

真剣に結婚を意識しているのか、遊び相手探しか知りませんけど、ド直球でグイグイと距離を詰めてくるのです。

中には「婚活パーティーのヌシ」みたいな方もいて、昼の部にも参加して今日は2回目、明日もパーティーのハシゴとか。

ライフワークにしているようで、もはや本来の目的を失っており意味不明でした。

少しまとも?と思える人に当たっても、恋愛や結婚とは到底結びつかず、ただただ神経をすり減らして時間を過ごしました。

複雑な気持ちでカップル成立タイム

その後の自由歓談タイムでは、パーティーのヌシに目を付けられ、私の隣の席を全く離れようとしなかったのでトイレに逃げ込んでやり過ごしました。

最後は、気に入った方の番号を書いて投票し、カップルが発表されていきます。

私は白紙で出しました。

一緒に参加した先輩はというと、ちゃっかりカップル成立していました。

こんな風に本当に気の合う人と出会えるなら、決して悪くはないよなぁ…と複雑な気持ちになりました。

パーティーの後、司会の方に呼び止められ、チケットのようなものを渡されました。

どうやら、その日のパーティーの女性人気1位だったそうで、今度のパーティーに招待しますというような内容でした。

苦痛だったパーティーで、プライドをくすぐられる唯一嬉しい出来事でした。

でも、次回の招待は遠慮します。

当たって砕けろの婚活メンタル

パーティー会場から出ようとすると、入口付近で待ち構えていたヌシに捕まってしまいました。

携帯の番号を教えて欲しいと…。

周りを見渡すと、同じように女性を捕まえている男性がチラホラ。

カップルになれなかった人達が、手頃な女性に声をかけているようです。

そして、この人達、断っても断っても本当にしつこいのです!

断られ慣れているというか、婚活パーティーで鍛えた独特のメンタルなのか、こちらが嫌がっているのが全然分かっていないのです。

会場の入口、エレベーターの中、ビルの外と5~6人に捕まりました。

「そんなんだから、結婚どころか彼女も出来ないんだよ!!」と

声を大にして教えてあげたかったです。

婚活パーティーには2度と参加しないと心から誓いました。

婚活パーティーの男性陣の質

さて先輩カップルはどうなったかというと・・・

順調にデートを重ねていたようですが、ある日相手が既婚者だったということが判明したそうです。

私が参加した婚活パーティーには、浮気・不倫相手探しの最低な男が紛れていました。

あの短い時間で、相手の素性を知るのは無理です。

嘘をつこうと思えば、いくらでもつけてしまいます。

初めてカップルが成立したと喜んでいた先輩の落ち込む姿が、何とも言えませんでした。

しかし、程なくして「やっぱり出会わない事には何も始まらない!」と先輩の婚活パーティー通いが復活していました。

先輩のそのタフさには見習うべき所が多くあります。

真剣に出会いたい先輩のような人には、本当に良縁に恵まれて欲しいと思います。

婚活パーティーを経験して思うこと

婚活パーティーは、一度にたくさんの異性と出会える点では画期的なシステムだと思います。

女性側も有料にする事で、「医師・弁護士限定」や「年収○○○万円以上」など、条件の良い男性に出会えるパーティーも開かれているようです。

どうせ参加するなら、そちらに行ってみたかったです。

私の初めての婚活パーティーは散々で後味も悪かったですが、飲み会の話のネタとして、また人生経験として貴重な時間を過ごさせてもらったと思っています。