ムカつく男の恋の話。

婚活
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僕は現在30歳で妻と3人の子供を持つ、ごく普通のサラリーマンです。

理系の大学院を出て、外資系に企業に勤め、今に至ります。

外見は堺雅人に似ており、性格はよく優しいと言われます。

高校時代の右も左も分からない恋愛

高校時代はどちらかというと静かで優等生タイプであり、あまり恋愛には興味はありませんでした。

しかし、高校3年生のとき、受験生として勉強をばりばりこなしているころ、同じ予備校に通う女の子とが時折自分に話しかけてくれていたことがきっかけで、その女の子を好きになりました。

受験勉強真っ盛りの夏、勇気を振り絞ってその女の子に告白すると、その子は照れながらも了承してくれました。

その女の子も比較的優等生だったため、デートはもっぱら勉強でした。

というか当時の私は恋愛のれの字もよく分からない身であったため、まともなデートに誘うことが恥ずかしくてできず、勉強に誘うぐらいしかできなかったのです。

結局大したデートもできず、誕生日に訳の分からないプレゼントをしたことがきっかけとなり、破局に至りました。

なかなかしょっぱい幕引きとなりました…

大学のサークルの友達との恋愛

大学に入り、僕は元ソフトテニス部の経験を活かし、テニスサークルに入りました。

テニスサークルの新入生歓迎コンパで、酔っ払って浮かれてしまった僕は、飲み会の会場で動けなくなってしまいました。

そんな中、僕を介抱してくれた女の子がいました。

飲み会の翌週、その女の子とサークルに行き、サークルの帰りにご飯に誘いました。

ご飯を食べた後、たまたまその近くで動いていた観覧車に乗ることになり、僕はそこでその女の子に告白しました。

その子は了承してくれ、そのままその観覧車内で人生初のキスをしました。(その女の子も、僕が初めてのキスの相手だったようです。)

浮かれた僕たちは、二人で夏休みの間に何度もデートを重ね、仲良しカップルへと成長していきました。

しかし、夏が終わると、なぜか急速に二人の熱は冷め、話し合いの末、別れることになりました。

夏の恋愛はすぐに終わるというのを、我が身で実感しました…

塾の生徒との禁断の恋愛の始まり

塾の生徒と付き合いだした僕は、より一層、塾のバイトのシフトを増やし、ほぼ毎日のように塾に行くようになりました。

その子も自習と称して、ほぼ毎日塾に来るようになりました。

二人の関係は周りには内緒でしたが、時々こっそり塾のブースでキスをするなどして、ちょっとした背徳感を楽しんでいました。

しかし、ある日、その子と電車でデートに行くシーンの一部始終を、塾の別の生徒に見られてしまいました。

その日から、お互いにばれないように少々距離を置くことにしました。

その子が卒業したら、また距離を戻して楽しく過ごそうと話し合っていましたが、一度距離を置いてギクシャクした仲は、結局元に戻りませんでした。

その子が卒業するときに、「元気でいてください」と書かれた手紙を受け取って以降、その子には会えていません。

禁断の恋愛は、こうして幕を閉じました。

逆プロポーズをされた恋愛

僕が結婚を3か月後に控えたある日、友人の誘いで読書会なるものに参加することになった。

読書会ではお互いに本を持ち寄り、それらについて紹介したり質疑応答をしたりした。

その会で、非常にきれいな目を持つ女の子と出会った。

ただ、僕は婚約中の身なので、その子のことは気になりつつも、結局その会では連絡先等の交換すらせず、話もせずに終えた。

しかし、とある町で、偶然その子と再会した。

僕も相手も非常に驚き、特に下心も無く、ちょっとお茶でも、とその子を誘った。

僕とその子は驚くほど性格が似ており、なにをするにも意見が重なった。

その感覚が楽しくて、会ってから1月の間に、何度もご飯に行った。

そしてある日、あるゲームをして、買ったら負けた方からなにか一つプレゼントをする、という約束をした。

そのゲームで僕は負け、その子から「あなたの名前が欲しい」と言われた。

既に結婚が決まっていることは伝えてあった上なので、僕はその子の申し出を断った。

「わかってるよ…」とその子は泣きながら僕に言い、一度だけ、キスをした。

それ以来、その子とは会っていない。

でも、結婚した今となっても、その子とキスしたときの温度、景色、におい、味は忘れていないし、たぶん一生忘れないと思う。

僕が人生で2番目に好きな人だ。

最強の自慢の妻との恋愛

僕は25歳のときに結婚した。

そこから子供が3人生まれたが、今でも妻とはとても仲良しだ。

仲良しなだけではなく、妻のことを心から尊敬している。

(おそらく働きに出たら僕より稼ぐだろう。専業主婦になってくれて良かったかもしれない…)

そんな妻とは23歳のとくに付き合い始め、半年たったころにプロポーズした。

早いと思うかもしれない。

しかし、妻にはそれだけの魅力があり、その当時の自分の判断は今でも間違っていなかったと思う。

結婚し、子供が生まれても、スタイルは全く崩れず、僕からの妻への愛情は深くなるばかりだ。

生まれ変わったら今の妻と結婚するかって質問をされたことがあるが、それ以外の選択肢なんて当然僕には考えられない。

妻にもそう答えてもらえるよう、今後も妻を愛し続け、尽くしていこうと思う。

最後に

これまでいくつかの恋愛をしてきた。

最初は失敗ばかりだったし、失敗じゃない恋愛も、結局は実らないことが多かった。

しかし、様々な経験を経て、最終的には僕は最愛の人と結婚することができた。

そう考えたら、寄り道して、様々な恋愛をすることは、当人が当時本気であるならば、良いことなのだと思える。

どんなに不器用でも、最終的に最愛の人に巡り合えるのなら、むしろ積極的に恋愛をしてくべきだ。

そう思えるような道を歩んできたと思うが、どうだろうか。

是非僕が歩んできた道を見てもらい、どこかにいる恋愛に臆病な誰かの背中を押するこに繋がれば、と願っている。