奥手なおじさんの恋バナ④

失恋
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楽しかった遊園地の思い出

ユミさんと会うのは3回目になります。

またいつもの喫茶店で待ち合わせし、今度は僕が先に待っていました。

ユミさんは少し遅れてやってきました。

それから二人で富士急ハイランドに行きました。

結果としては、このデートが、我が人生で一番衝撃的な1日であったと思います。

富士急ハイランドで、当時流行りのジェットコースターや各種アトラクションをめぐりました。

グレートザブーンやウォータースライダーなど、ユミさんを前に抱えた格好で乗るアトラクションは、ユミさんがとても柔らかで良い香りがして、その温もりを感じながら、非常に興奮していたことを忘れません。

遅咲きの免疫のない男にとって、それは反則でしかありませんでした。

そんな私を、ユミさんは、可愛らしくて優しい笑顔で包んでくれました。

二人の富士急ハイランドも、楽しすぎて、時間がジェットコースターのように過ぎてしまいました。

夕方から夜になると、遊園地全体が綺麗な光に照らされて、ロマンチックな雰囲気の中、大観覧車で、二人はキスをしました。私は生まれて初めてでした。

その後は、なんだか気まずくなって、帰りの車の中でも、曲だけが流れ黙っていました。

ユミさんの家の近くでお別れの際に、またキスしました。

そして、来週また会う約束をしました。