東北在住の33歳男性です。
現在フリーライター・フリーデザイナーで活動しています。
新卒で務めた会社在籍時にうつを発症し、その後2社転職をしましたが、適応障害が発生し、上手くいかずに短期間で退職しました。
精神障害を患ってから恋愛がうまくいかなくなったので、そのエピソードを記載します。
出会う場所がない
精神的に疲労しているときは、外に出る機会が減りました。
人のいる場所が怖くなりました。
必然的に人と関わることも減りました。
うつになったエピソードに「恋愛の失敗」もあったため、女性に対しての苦手意識が芽生えていました。
また、田舎で生活しているため、あまり栄えた場所が近くにありません。
あったとしてもショッピングモールなどばかりのため、異性と出会える場所が少ないことに困っています。
どこかないものかと考えましたが、たとえば居酒屋やBARなどが出会える場所であったとしても、そこから女性に声をかけること(ナンパ)になってしまうのかなーと思ってしまい、気が乗りません。
ましてや女性に対して苦手意識があったのでナンパなんて出来やしませんでした。
精神的に落ち着いて婚活パーティなどにも参加しましたが、飲み屋のお姉さんが営業(サクラ)で来ていることが多く、あまりいい出会いの場所ではないと思いました。
真剣に交際相手を探せる場所とは一体どこなのだろうと、今も悩んでいます。
マッチングアプリをやってみる
意を決してマッチングアプリに登録しました。
3ヶ月の課金方式です。
まず大きな問題として、いいねが返ってきませんでした。
見た目は「めちゃくちゃイケメン」とは言えないまでも、それなりに整っている方だとは思っています。
プロフィールもしっかり書きました。
何件かいいねが返ってきても、じっくりやり取りしているうちに女性からの返信が来なくなりました。
何名か「会う約束」の手前までたどり着きましたが、直前になって音信不通になることもしばしばありました。
男性陣はそこそこの金額を課金して利用しているので、「会う約束」をしたのならせめてそこだけは筋を通してほしいと思う反面、僕に何が足りないのだろう?と苦悩することがありました。
マッチングアプリを使い慣れていない部分もありますが、男女での意識の差が大きいのかもしれません。
すぐに付き合いたい女性と、じっくり仲を深めたい僕。
そういったすれ違いがあるのかなぁと思ったところです。
自分の寂しさを埋めたいから弱っている僕に近づいてくる女性
精神的に疲れているとき、1人の女性が声をかけてくれました。「かわいそうだね。力になってあげたい。」
僕はその言葉を信じました。
その女性の暖かい包容力に安堵した僕は、その女性に惹かれていきました。
月日が経って、女性から結婚の話が出ました。
その女性はシングルマザーでした。
僕の10個年上でした。
当時仕事を休職していた僕は、ハッキリと答えを出せずにいました。
答えを出せずに1年ほど経過して、僕はやっと仕事にも復帰して、安定した生活を送れるようになりました。
その矢先、その女性から交際解消を伝えられました。
「なんで?」と聞きましたが、「好きな人が出来た」とだけ言われ、混乱しました。
その後、その「好きな人」というのが僕の友達であることがわかりました。
ちょうど復帰した仕事も軌道にのり、忙しくなり、今までのように会うことが出来なかったため、寂しくなったようです。
あの時僕の「力になりたい」といったのは、何よりも自分の寂しさを癒したいだけだったようです。
うつ病のきっかけ
うつを発症する前、交際していた女性がいました。
彼女は僕と同い年で、看護師の仕事をしている方でした。
20代半ばということもあり、彼女は30歳までに子どもを授かりたいという意識があったようで、交際して1年ほどで結婚の話も出てきました。
ですが、僕はまだ結婚というものを現実的に考えることができませんでした。結婚するには稼ぎが少ないということがあったのです。
ですが、彼女の気持ちに真摯に向き合おうと努力しました。
努力の結果もむなしく、ある日突然交際解消の話をされました。
その時に言われたセリフが「結婚するのは貴方じゃない」
この言葉が深く刺さりました。
この時、両家への挨拶も終えていました。
何よりも、交際中に僕の父が他界し、その場に彼女は居合わせてくれたのです。
きっと結婚してくれるものだろうと思っていました。ですがそれは、僕の思いこみでした。
結局、彼女は僕との交際を解消した1ヶ月後に、別の男性と交際を開始し、半年ほどでゴールインしたようです。
どうも並行していたようです。その事実を知った僕は、うつを発症しました。
「良い人」で終わってしまう恋愛
男性には「優しさ」が求められると思っています。
ですが、「優しい」だけでは、女性は振り向いてはくれませんでした。そういったエピソードがあるので紹介します。
基本的に女性には「優しい」です。
何かあればエスコートし、紳士的に対応をすべきと思っています。
これは恋愛対象かどうか関係なく、全ての女性にそうすべきと思っています。
ですが、僕も男性です。
恋愛感情を抱いた女性はたくさんいました。
振り向いてほしくて、慎重かつ優しく接することを意識していました。
ですが、交際するまでに至ることは少なかったのです。
「あなたは優しくていい人だけれど、恋人にはなれない。」
「友達としては最高だけれど、お付き合いできない。」
何が足りないのだろうと悩みましたが、結論は出ませんでした。
女性が男性に求めるモノって一体何なのでしょうか。
「優しい男性が好みです」この言葉はもう信じられません。
優しい以外の何かが圧倒的に足りていないのかもしれません。
「優しいね」は社交辞令
「貴方は優しい人だよね」
そんな言葉を掛けられると、男性は嬉しいものです。
ですが、上手く行った試しはあまりありません。
女性が求める男性像とは「優しい」以外にもきっと多くのファクターが絡んでいるのではないでしょうか?
たとえば、「ちょっと不良っぽい男性に惹かれる」など。
僕の個人的な見解ですが、不良が更生すると褒め称えられるのはなぜでしょうか?
彼らは社会的に反抗的な態度をとり、社会に迷惑をかけてきたはずです。
もう一方では、ずっと真面目で誠実に取り組んできた人達もいます。
なぜ、彼らは評価されずに、社会に迷惑をかけてきた人間が更生すると評価されるのでしょう?
恋愛においても、「俺ちょっとワルだったぜ!!!!」エピソードがあるとモテている気がします。
「優しい人が好み」という女性のパートナーは、イキったヤンキーのような人が多い印象もあります。
女性の言う優しさってなんだろうね。
きっとその言葉は社交辞令なのでしょう。
うつでも恋愛は出来る!
僕自身あまりいい恋愛をしてきたとは言えません。
真面目に向き合いすぎたのかもしれません。
恋愛は、トントン拍子で進む人もいれば、苦労する人もいます。
3度結婚する人もいれば、1度も結婚できない人もいます。
世間一般的な「理想の男性像」に「優しい人」が挙げられていますが、決してそんなことはないのかなと思っています。
「優しい人」が条件なら、おそらく僕はもう恋人がいて結婚もして子どもも授かっているような気がします。
なので、タイプの男性「優しい人」は一切信用しません。
また、女性のことを優先しすぎると、男性が苦労して終わります。
結局振り回されて終わるケースが多いのではないでしょうか?
男性と女性がお互い支え合える関係・・・理想ではありますが、そんな女性といつか出会えるのかなと思い、今はゆっくりと縁が降ってくるのを待とうかなと思っています。
僕自身はもう33歳ですが、この先、今まで以上に良い恋愛が出来るといいなぁと感じています。